六原張り子とさわはん工房
六原張り子とは、岩手県はさわはん工房のオリジナルの技法によって作られる張り子です。そのさわはん工房の主が、澤藤範次郎氏。お父上に師事して張子作りを習得した澤藤範次郎氏は、現在三代目。多くの張子が型の外側に和紙を貼り付けていくのに対し、六原張り子では型の内側から和紙を貼り付ける裏張りの技法を用いています。裏張りの特徴は、外張りのように一つ一つの作品の形に揺らぎがあまり出ず、形をよりくっきりと出せること。また、さわはん工房では張り子に定番の胡粉を用いず、和紙の質感を生かした作品作りをしています。
この狐面について
豊狐面と名付けられたこの狐面は、他の狐面と比べて大きめの耳が特徴。また、和紙の質感を生かした表面に黄色の化粧と、暖かみを感じさせる作品になっています。深い知性を感じさせる目は人間の目と同じような表現がなされており、神の使いとしての狐を思わせる面になっています。裏面にはカシューという、カシューナッツの殻を原料とした漆に似た性質の塗料が塗られています。ただし漆のようにかぶれることはなく、水を弾くため汗濡れに耐性があります。
商品情報
- 【サイズ】
- 縦:21cm 横:13cm (顔につける場合やや小さめです)
※商品には共通で壁掛け用の黒い紐が付いています。
色をご選択いただける付属の紐は装着用となっておりますので、装着時は付け替えてご使用ください。