石見神楽とは
石見の国、今で言う島根県の西部において娯楽として楽しまれる石見神楽。アメノウズメがかつて天の岩戸の前で舞ったのを起源とし、今日現在でも約400の団体によって舞われ続けています。質の高い製品が供給され続けるためには、需要が有ることが必須です。人々に神楽が親しまれ続ける石見地方は、質の高い面が生まれるにはうってつけの環境と言えるでしょう。
柿田勝郎面工房の面
石見神楽の張子面は踊りに使われるのが主な用途であり、能面に負けない質を目指して錬磨が重ねられてきました。通常の張子面は一つの型からいくつもの面を作るのに対し、石見神楽の面は一枚作るごとに型を壊していきます。型を壊すことで型から外すための利便性を考慮しないでも済み、より複雑な造形と強度の確保が可能となるのです。そうして作られた石見神楽面は、一枚一枚が特別製の逸品であると言えるでしょう。能面と遜色のない質感でありながら、和紙で出来ているために木で出来ている能面よりも軽く、長時間着用しやすくなっています。これらの面は、柿田勝郎氏によって一つ一つに魂を込められながら作られています。
(→石見神楽面の工程についての参考リンク)
この狐面について
悪狐という名前の付けられたこの面は、「黒塚」という演目によって用いられます。この黒塚には、狐へと変身する妖女が登場します。この狐は玉藻の前、つまりは九尾の狐をモデルとしており、狐の正体を現した段階によって面の造りも変わってきます。この悪狐は、完全に狐としての正体を現しきったところを表現した面になっています。顎の部分は稼動するようになっており、口を開いた表情と閉じた表情を作ることが出来ます。
商品情報
- 【サイズ】
- 縦:32cm 横:18cm
- 【素材】
- 和紙、馬の毛
※裏面にはクッションが着いていますが、きつい場合は外してご着用ください。
※口を開閉する際に顎の部分がフィットしない場合は、紐の締め方や当て布で調整可能です。ご購入後にうまく合わない場合はお気軽にご相談ください。
お客様の声
林 久男様 | 投稿日:2016年11月10日 |
おすすめ度: | |
祭礼での、狐面の踊りに使用するため、購入しました。
面の、迫力は満点で、より一層踊りに迫力が出ます。 迅速な対応ありがとうございました。 感謝します。 |
逢坂山様 | 投稿日:2016年03月18日 |
おすすめ度: | |
究極の狐面としていつかお迎えしたいと思っていましたが、その日は意外と早くやってきました。テレビで石見神楽を見たことが私の欲しい気持ちを限界突破させたのです。注文してから届くまでがまた楽しく「黒塚」動画サイトで見てテンションを上げました。狐面堂様から狐面が来る日はいつもあまり眠れないのですが今回もそうで封を開けたら、あまりの迫力に圧倒されました。凄い。。この言葉しか出ませんでした。是非日本の伝統芸能の素晴らしさに触れられる機会を得るとともに究極の狐面をお迎えする感激を一人でも多くの方に、と思います。
追記 更に凄い狐面が出てきましたね・・。う~ん、欲しい。 |